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冬季ワールドツアー in 欧州
  • 2017.02.28 Tuesday
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  • 17:42
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冬季欧州サーキットのメイン大会であるグランドスラム・パリとグランプリ・デュッセルドルフに行って来ました。

新ルールについてはまだ大会ごとに審判理事らによる当日の指示によって、反則の取り方などに一貫性がない状態ではありました。しかし、本戦の4分間では、指導差による勝敗が決まらないことは柔道の本質を楽しむ上で非常にポジティブな改変だと感じました。ただ、組手の絞り合いが増えて膠着する場面も多かったことは今後の課題になるものと思われます。

気づいた点を以下に記載します。(あくまで個人的な感想です)

・これまでの有効も技ありとなる分、一本の基準が非常に厳しく感じる(当たり前ではあるが、技ありの幅が非常に広い)

・袖口などをピストルやポケットなどの握り方で先に取られるとなかなか切れない

・男子の試合時間が短くなったので、先に技のポイントを取られると挽回が容易ではない

・ブリッジの判断については、やはり顎が上がるとブリッジと判断される

・技を施した選手が相手の肘を痛めるような倒れ方をした場合は、反則負けになる傾向が強い

・防御などのネガティヴなことに関しての指導は従来通り、すぐに与えられる

・本戦では指導差で決着がつかない為、ゴールデンスコアに突入する試合は増加

・ゴールデンスコアに入ると動きがなければ早めに指導が宣告される傾向が見られた

そしてルールとは関係ありませんが、大きく印象に残ったのは、やはりパリのAccor Hotels Arena(ベルシーアリーナ)とデュッセルドルフのMITSUBISHI Electronic Arenaの両方がほぼ満員の観客で埋め尽くされていたことです。(会場の規模は前者の方が格段に広いですが)



GSパリ



GPデュッセルドルフ


そして勿論、自国の選手の応援が第一ではあるものの、敵味方なく素晴らしい技が決まった時の観客の惜しみない拍手や熱狂など、純粋に柔道を楽しんでいる態度に本当に感銘を受けました。

日本発の柔道がこうして世界中で受け入れられ、選手のみならず観客も含めて多くの人たちを魅了している現状を改めて目の当たりにし、日本国内の状況改善に向けてさらなる努力の必要性を強く感じました。

監督